賞金は1000万円近く

サンケイビジネスアイ 4月9日付
2006年04月09日
 賞金は1000万円もらっても選手は国の物。アイドル化する選手たちの堕落
 「フォルクスワーゲン社から車がもらえる」
 車を持つことが何よりもステイタスな中国では、選手たちは喜びを隠せません。
 経済が成長している中国は、国も企業もいっせいに北京オリンピックに対して支援を始めました。
 平均的な中国の年収が二十万円ほどなのにもかかわらず、その十倍にもあたる約二百八十万円の現金が国から支払われるばかりか、選手の出身地である省からも約二百万円、その他選手の出身学校などからも賞金が与えられます。
 それだけではありません。フォルクスワーゲンなどの自動車会社は選手に車一台ずつプレゼントしたり、あらゆる企業がオリンピック選手と何らかのコネクションをつけておきたいと、その金額はエスカレートするばかりです。
 結局、選手たちは広告費を除いても1千万円近くを手にすることができ、もう一生働かなくてもいいとうくらい贅沢な生活が保障されます。
 これから経済力もそなわり期待される中国選手ですが、中には、若さのあまりカネに溺れてダメになった選手もいます。
 飛び込みの田亮(ティアン・リアン)選手、郭晶晶(グォ・ジンジン)選手です。
 特にアテネオリンピックで飛び込み女子3メートル飛板飛び込みの郭選手は、23歳という若さで金メダルを獲得しました。現役モデルも顔負けの美人選手として他の選手とは違う扱いを受けています。
 現在25歳、若さゆえその行動には首を傾げたくこともしばしば。
 化粧品などのポスターなどで活躍するだけではおさまらず、パーティなどの社交の場での男性との浮き話を流すなどアイドル並みの派手な振る舞いが目立っています。
 「スポーツ選手は本業で勝負して欲しい。チヤホヤとアイドルみたいに振舞って欲しくない」と国民の反感をかっています。
 北京体育大学管理学院の蕭淑紅助教授は「スポーツ選手の無形財産権は選手個人ではなく、国家に属し、商業活動に関わる場合も、国がその選手をマネージメントする」と話しているように、中国ではスポーツ選手の浮いた行動は好ましくないようです。

http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/200501/4-2.htm

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