イケテナイスポーツ店

「ビジネスアイ」中国スポーツ事情 2006年7月16日
2006年07月16日
中国のスポーツ店
中国では、まだスポーツ市場がほとんどまったく流行していない、といっても過言ではありません。
アメリカの市場に比べると1%の市場でしかありません。
それもそのはずです。
まず、第一にスポーツ店をあまり見かけることがありません。
大型の百貨店には、靴売り場のフロアの隅のコーナーにスポーツシューズのコーナーはあるものの、スポーツ用品だけのフロアはありません。
日本のようにサッカー用品の専門店やテニス用品の専門店、あるいはメーカーが単独で出しているような店もみかけません。
それはまだ庶民にとってはスポーツ用品を購入するのは贅沢なことだからなのです。
月収2万円の10分の1もするTシャツに手が出るはずがありません。
値段の高い商品を販売しているブランドメーカー専の門店ができても、なかなか売れないようです。
スポーツ市場が未熟である第二の理由は、ほとんどのスポーツ店の品揃えが十分ではないことがあげられます。
黄砂がひどい春に北京市のスポーツ店が集まっている場所に行ってみました。
お洒落な店がどんどん増えつつある中、スポーツ店の様子はさほど変化しているとはいえないようです。
それでも約100元、日本円で約1400円と安くてかわいいゴルフウエアを見つけました。
「飾られているゴルフウエアを試着したい」
と私がいうと、天井のホックにかけられているウエアを、棒を使って取り出し、狭くてうす暗い部屋に通してくれました。
「ここは、本当はいつも休憩室に使っているの?」と尋ねると、横に立てかけてある大きな鏡をさして「ちゃんと試着室だ」と胸を張っていいます。
試着してみるとウエアは、私のサイズより小さくそのまま伸びきってしまいそうでした。
数人の学生がグループで、狭い店の中に入ってきてはざっと見みわたしては出て行っていました。
中心地にある一部のスポーツ店を除いては、まだそんなに売れていないスポーツ用品を扱っている店のほとんどが小規模で、お金をかけて設備投資をし
ていない状態でした。
スポーツ市場が拡大し、外資系のスポーツ店が増えてくれば、接客業や店内の装飾などさまざまな面で改善するでしょう。そんな日はもうすぐそこまで来ているのです。

スポーツ店
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