ヨガの流行

「ビジネスアイ」中国スポーツ事情 2006年8月13日
2006年08月13日
一人っ子にもダイエット
親子でヨガが大流行

「一人息子が太りすぎて困る。ダイエットのためにヨガのレッスンに通わせている」
というのは、18歳の大学生の息子の母親です。
このところ中国の都市部ではヨガが流行っています。
甘やかしすぎた一人っ子はどんどん太るばかりです。そんな子どものため、そして自分の体系維持のため、と母と子どもが一緒に通うケースが増えています。
この息子は小学6年生のときは平均的な体形でした。ところが、つい最近10年ぶりにあったときには別人のようでした。今は、身長155センチで体重80 キロにまでなっています。筋肉がなくて脂肪だけがぶよぶよ、大学生なのに中年太りのようにお腹がびよ~んととびでています。
母親は身長152センチで50キロ、父親は身長157センチで体重が60キロと2人も小柄で痩せ型なのに、です。
「甘やかしすぎた。子どもの成長とともに経済も成長していた時代だった。ちょうど、10年ほど前に北京にマクドナルドが出来た。『みんな食べてるから僕 も食べたい』といわれて、毎週末のように食べさせた。それからピザハットができて、次はコンビニ・・太る体質のものばかり食べさせたからこうなってしまっ た」
経済成長のせいにしても、もう遅いのです。ぶくぶく太った体は、就職にも不利です。
かくして親子で必死にヨガに通うしかないわけです。
大事な就職もかかっているからそのダイエットのための費用はおしみません。
年間約8700元(約12万1800円)、年収の3分の1もするスポーツジムに所属し、トレーナーに体をチェックしてもらいます。急な運動で大事な息子 の体に逆効果になっては困ります。だから毎回ヨガを始める前にトレーナーに血圧などの検査をしてもらい、軽く準備運動をしてから始めるのだそうです。
そういいながら、私の前でお小遣いを約3000元(約4万1000円)も渡しています。大学でのランチ代や夕食代、それに雑誌代、それから携帯電話料金が1万円ほどかかるといいます。
「甘やかしすぎ。一人っ子はダメ!」と私の苦言にも耳を貸す様子はありません。
同じ年代の出稼ぎ労働者に携帯電話を盗まれたと泣きながら話す息子に、すぐに新しい携帯電話を買ってあげるとなだめています。
どこの書店に行ってもYOGAの本は平積みで並んでいます。ジムに通わなくても一人で読みながら運動させなければ就職活動もうまくいかないでしょう。

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