売春トラブルは日常茶飯事。

日刊ゲンダイ「やってはいけないIN中国」
2008年06月20日
 北京の公安関係者によると、このところ北京では毎月のように女性の全裸死体が発見されているという。戸籍のない貧しい農村出身の売春婦たちが殺される悲惨な結末になっている。
 北京五輪を前に厳しく風俗営業店を摘発しているが、厳しくすればするほど、その一方でアンダーグラウンドの暴力団との関係が深まる。
 身分証明書のない出稼ぎ労働者が都市部で働く場合、まず3カ月分ほどの給料をデポジットとして支払わなければならない。金目のものを盗んで逃げ出される事件が多いためだ。
 そもそも戸籍がないから、アンダーグラウンドの経営者としては使いやすい。リスクを避けるため、自分たちは売春行為は知らなかったこととして、直接関与しない。問題が起きたら女性に全ての責任を押し付け、余計なことをしゃべって公安局に目を付けられたら消せばいい。身元がはっきりしないから警察も調べようがない。
 だからといって、彼女たちには家族の命をつなぐには売春しかない。都市部がダメならシンガポールやアフガニスタンにまで進出している。四川大地震でさらに貧困が進む地方からの売春婦は今後も増えることが予測される。
 数年前、団体旅行で珠海を訪れた日本企業の社員百数十人が集団で売春行為を行って、猛烈な非難を浴びた。それ以降も、上海を舞台にした自衛官のハニートラップ事件など、買春からみの不祥事は後を絶たない。
 料金やサービスをめぐるトラブルで売春婦を殺害する事件も起きている。アングラが牛耳る売買春組織。安易な気持ちでその手の店に入ると、後々どんなトラブルに巻き込まれるか分からない。それでも行きますか?
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