子供の携帯が盗まれた。

日刊ゲンダイ「やってはいけないIN中国」
2008年06月27日
 中国の治安が深刻だ。四川省の地震現場では遺体から金品を盗んだり、住居に侵入して強盗するケースが報告されている。
北京も例外ではない。
最近は、携帯電話を盗む事件が増えている。中国人でさえ盗まれても気がつかないときもある手口は功名だ。たいていの場合、気づいたときにはもう車で移動中。どうしようもない。
 市内にある伝統的な麺類専門の大型食堂店を訪れたときのこと。制服を着た16歳前後の出稼ぎ労働者たちが、花札のカードを投げながら遊んでいた。見ている間に、知人の子供の携帯電話がポケットから盗まれた。
 携帯の価格は、出稼ぎ労働者の月収5000円ほどの10倍以上である。その携帯の1台をズボンの後ろポケットにいれ、もう一台を使ってゲームに夢中になっていた。一人の犯行ではなく店員たちの集団犯行である。日本車を駐車場に止めたときから目をつけられていたようだ。
 私は近くに座ったお客さんには注意していたが、まさか幼いかわいらしい顔した店員にまで注意をしていなかった。気づいたときは帰りの渋滞の中、とてもじゃないけど引き返せない。それに店員の顔を抑えても確信をもって犯人として取り押さえることができない。警察もあてにできない。最近は賄賂をもらって警察やガードマンも犯罪者の一人になることも多いからだ。
6月福建省で逮捕されたガードマンは、娯楽施設のロッカーの鍵を開けて身分証明書とキャッシュカードを盗み、銀行で現金30万円、年収相当の金額を引き出した。
最近ではよく警察官やガードマンが逮捕されているが、これは氷山の一角。
観光スポットでなく地元の店でも注意が必要だ
 中国人と同行していれば安心するのではなく、星ホテルでなければ部屋の金庫より自分で手に持つことをすすめる。カードは一枚だけ持参、現金は分けて安い財布入れに入れる。携帯電話、デジカメなど高級品は目立つところに置かない、これらを肝に銘じることだ。
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