子ども用の冷蔵庫がバカ売れ

「東京中日スポーツ」柏木理佳の言っチャイナ 2005年3月9日
2005年03月09日
子ども用の冷蔵庫がバカ売れ
 中国は一人っ子政策を実施しているのは、ご存知でしょう。でも、そのおかげで子供は甘やかされ、親は子どもの要求するものは何でも買い与える傾向があります。
 最近、そんな風潮を象徴するような商品が発売されました。「子ども用冷蔵庫」で、何とバカ売れとだそうです。
 子ども用冷蔵庫は、ある家庭の子どもが冷凍庫からアイスクリームを取り出そうとして、頭に当たり、軽い怪我をしたことがきっかけで誕生したそうです。
 普通の親なら、「たいした怪我じゃないよ、これから気をつけなさい」で終わりになるものですが、その子の母親は冷蔵庫のメーカーを訴えたのでした。
 この手の商品は中国では珍しくもありません。「子供用ダイエットスクール」に「子供専用ドレス店」「子供用の携帯電話」「子供のためのパソコン」と、多種多様です。
 子どもに手をかけるのは大人になっても変わりません。
 私の友人もその親バカの代表です。
 北京市に住む知人、北京大学の息子は、パンパンに太っています。
 母親は大学受験のときには、家政婦を雇って勉強に集中できるように手配しただけでなく、大学を卒業するころにはダイエットのために厳しい食事制限をし無理矢理痩せさせました。
 これはすべてホワイトカラーの仕事につけさせるためです。
 就職活動には、第一印象が大切と、男性用エステで眉毛をカットするのは常識。プチ整形までさせます。
 国有企業の倒産やリストラが進む中、欧米の企業に就職することが最高の親孝行だと言い聞かせています。
 ちなみに、欧米の外資企業が全部落ちたら、仕方なく日本企業に面接に行かせるそうです。
 都市部の大卒の給料は外資系で年収30万円万円ほど。30代になると100万円に。インフラとともに上がっていくため、手塩にかけて育てた息子をいい会社に就職させられるかどうかは一生一大事なのです。
 しかし、この一方で、法律で規制した一人っ子政策は、農村では戸籍のない子供を続出させただけでなく中国のデーターの不透明さをもたらすことになったのです。
 今の一人っ子が大人になると、中国経済を支えてきた中国のハングリー精神はなくなります。
 やる気がなければ、経済も活力を失います。
 一人っ子を甘やかしてはいけません。マイペースでのんびりしている性格は経済を鈍化させます!。一人っ子の親は厳しくしつけなさい!
 と、いう私も実は一人っ子ですが・・・。
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