THE21 5月号中国で成功を収める小さな大企業これからどんな中国ビジネスが流行る

2010年04月10日
THE21(PHP研究所)5月号

http://www.php.co.jp/magazine/the21/?unique_issue_id=14307

P72 中国で成功を収める「小さな大企業」

☆これからどんな中国ビジネスが流行る?☆

 

 さらなる成長を続ける中国。これからビジネスに参入するとしたら、

どんな分野に商機があるのだろうか?中国事情に詳しいジャーナリストの

柏木理佳さんにうかがった。

 

 

 大資本をもたない会社がこれから参入するとしたら、まず教育ビジネスには

可能性があるのでは。

 中国は「家計の半分を教育費に回す」といわれる教育熱心な国です。勉強は

もちろん、最近はテニスやゴルフ、ピアノなど、社会のステータスを感じさせる

習い事に人気が集まっています。

 じつは、これまで中国では、学校でのスポーツ教育が行われてきません

でした。親の多くは欧米発のスポーツをやったことがないため、お金を

かけても子供に習わせたい人が多いようです。子供に才能があれば、

海外へのスポーツ留学を親戚中で支援するなど、期待は日本以上に

高いといえます。

 また、内装やインテリアの仕事にも将来性があると思います。中国では、

家やマンションを購入しても内装が施されていない「スケルトン」の状態で

引き渡されるのが普通です。購入者は、業者に頼むなどして好みの内装

に仕上げるわけですが、日本人が関っている内装業者は仕事がていねいだと、

駐在する日本人だけでなく、中国人の富裕層からも評判のようです。こうした

日本人ならではの細やかさが生きる分野は、これからさらにニーズが高まる

でしょう。

 また、中国は、大気汚染や黄砂などの環境問題を抱えているため、衛生面

での技術やサービスには高い潜在ニーズがあります。たとえば、クリーニング

・サービスなどは、今後、日本のように成長する可能性があります。富裕層は

メイドさんを雇えばすむのでクリーニングを外部委託するという習慣は、まだ

それほど広まっていませんが、今後、サラリーマンを中心とした中間層が増えて

くれば、ビジネスチャンスが広まります。

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