日刊現代 中国人・韓国人の姓に1文字が多いのは?

2011年06月25日

日刊現代

6月25日発売 

週末特別版(毎週土曜日発売号)の連載コーナー「街中の疑問」

 

「中国や韓国に1文字姓の人が多いのは、なぜ?」

「中国雑学団」マガジンハウスの著者、柏木理佳氏が言う。

「以前、人民銀行の知人、李さんが『中国人も歩けば李にあたるよ』と、笑いながら教えてくれました。

中国には李さんは9千万人、同姓同名が30万人もいるそうです」

李のような一文字の姓は陳、王、張、劉など7000近くあり、李、陳、王、張、劉の5つでトップ100を占める。

「その李さんは『昔、姓は貴族や偉い人のみが名乗ることができたんだ。

だから1文字の姓のほうがステイタスが高い』と自慢していました。

実際、古代、姓は集落の長のみが持つことができました。周時代より前は『姜』など、女がつく姓が多かったの

です。それは母系制社会で一妻多夫制度だったからです。姓は1文字が基本でしたが、同姓同名が多く、混乱

したため、春秋時代から西門豹(魏の政治家)など2文字の姓も出てきたのです」

日本では他人と区別することを意識して姓を考えたが、対して中国も韓国も夫婦別性で祖先を敬うことを

目的としたため昔から与えられた姓をずっと名乗り続けたため現代に至る。

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