日本経済の動向 GDPからみる予測の仕方 & 不景気でも注目の産業がある

千葉テレビ 金曜たぶろっと とくとくマネー図鑑
2008年12月19日
 先週は株価の動きについて分析してみました。今週は、今年、来年の経済の動向について簡単にみてみたいと思います。
 世界的な金融危機の中で、株価下落と円高が日本企業に大きな打撃を与えています。さらにGDP(実質成長率)も金融危機の影響は今年後半からだったのにもかかわらずマイナス成長0.3%という数字がでました。来年も0.2%との予測がでていますが、私はそれだけにとどまらないと思います。
 その理由は輸出依存型の日本経済の構造を変えるのは簡単ではないということです。GDPのうち国内消費は約5割しか占めていません。円高による輸出産業、特にトヨタなどの自動車産業は日本のGDPの2割を占めているのです。製造業などを含めると、GDPの3割がすでにマイナスになることが見込まれているわけです。
 次に、それ以外の国内消費ですが、日銀総裁も発表しましたが、在庫が余りすぎていることなどからデフレ現象(物価下落)が起きています。消費者にとっては物が安くなるので楽になる印象を受けますが、そうともいい切れません。一時的には消費者は物を買うかもしれませんが、給料が上がらないのでそのうち安くしても売れなくなります。企業としてはさらに利益が出ないという最悪の事態に陥る懸念があります。

 つまり、国内消費もあわせて期待できないということです。
それでも過去にもどんな状況でも成長した企業はあります。これからの産業注目産業もあります。

キーワードは3つあります。デフレ、原油、流通削減です。
① まず、上の3つは、国内消費のうちデフレ産業→安いものを販売している企業ですね
② 原油低迷で紙代金が安くなるためコスト削減ができる企業 
③ 流通産業のアウトソーシング
注目の産業
価格の安い靴 通販などでの靴の国内販売展開
価格の安いレストラン店 イタリアン、サンドイッチ、ケータリングサービスなど食品
価格の安い衣料品店 カジュアル系の安い衣料を国内展開
紙・パルプ 原油安で紙代金が安くなる
流通産業のアウトソーシング 90年代は人材のアウトソーシングが増加
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