ゲンダイ 2020年8月26日 アフターコロナ 新サバイバル生活の知恵 マンション購入は駅チカから郊外にシフト 新築より中古を https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/277790 「テレワークが増えたので、会社に行く回数は月数回に減りました。自分の生活を取り戻せました」と言うのは石崎雄介さん(39歳・仮名)。 都内23区、駅から5分のワンルーム賃貸マンション(家賃13万円)から、コロナ禍を機に、神奈川県に引っ越しました。3000万円の住宅ローンを組み購入しましたが、今は部屋が3つもあり、海も近いと喜んでいます。 新型コロナウイルスの感染拡大で分譲マンションの購入を控えていた人が、石崎さんのように、予定していた購入価格より安く、さらに場所を変えて購入し始めています。首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の7月の発売戸数は前年同月比で11カ月ぶりにプラス転換。購入者は確実に戻りつつあります。 一方、新築マンションに目を向けると、前々から予約していたこともあるでしょうが、6月に販売された戸数は、東京都は全体の半分を占め、千葉が3割近く、神奈川県が1割です。 7月は23区では2割近く減少なのに、神奈川は50%余り増え、埼玉も40%余り増えています これから都心のマンション価格は下がるのでしょうか? すでに相場はバブル時期と同レベルまで上がっており、来年の東京オリンピック開催も微妙な状況です。商業用マンションは下がっていて、住宅ローンが払えず売却物件が増える懸念もあります。街の利便性の高い投資用物件も売りに出されるでしょう。 いずれにしても、新築マンションは築10年経つと30%ほど下落するのが相場の常識。新築マンションはおススメしません。石崎さんのように、将来、リストラに遭う心配があるなら、正社員のいま、ローン条件がいいうちに購入する方法もあるようです。 |