期待の金メダル 重量挙げの存続

サンケイビジネスアイ 4月2日付
2006年04月02日
 期待の金メダル、女子重量挙げ
 北京オリンピックで中国は世界一の金メダルを獲得することが期待されています。その種目は卓球・陸上を始め射撃や重量挙げなどです。
 中国の重量挙げで有名な選手といえば、女子75キロ超級のアテネオリンピックの金メダリスト、山東省出身で27歳の唐功紅(読み方)選手と、同じく金メダルを獲得した山東省出身の69キロ級の劉春紅(読み方)選手がいます。
 アテネオリンピックで劉春紅選手は、自己の世界記録を破りスナッチ122.5キロと総合275キロで金メダルを獲得しました。05年10月に行われた中国の全国運動会ではトータルで280キロと世界新記録をマークして優勝しただけでなくジャークの155キロも世界新記録をとりました。
 劉春紅選手はまだ23歳、将来がより期待されています。
 ところが重量挙げといえば、残念ながら浮かんでくるのがドーピング問題です。どうしても力が必要となるこのような競技ではドーピングを使用している選手が続出します。
 アテネ五輪のときに国際重量挙げ連盟で抜き打ち検査したところ女子の場合3人の選手が違反していました。昨年の世界選手権(バンクーバー)の女子75キロ超級銅メダルのトルコ人選手のサフバズ、01年世界選手権女子63キロ超級7位インド人選手のクマリ、同級のモロッコ人選手のアモリ選手です。
 男子を含めると相当数の選手がドーピング検査で失格となり、重量挙げ選手のほとんどが違反しているなどと噂までたったほどです。
 あまりに違反者が多いために、国際オリンピック連盟(IOC)は、「重量挙げはドーピング者が多すぎる。北京五輪では競技からはずすことも考えている」と今後の存続まで怪しくなっているのです。
 中国にとって重量挙げは金メダル獲得の重要な種目です。重量挙げがなくなると不利になります。なんとしてでも重量挙げを存続させメダル獲得につなげたいところです。
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